翻訳】日本東京方舟農場 老孫

1月26日、ボイス オブ アメリカ(Voice of America)は、巨大な中国消費市場とビルマ軍事政権が「汗血で染まったミャンマー翡翠採掘業を奪い取った」と報じた。ミャンマーの人権団体は“ミャンマー翡翠の販売を禁止し、消費者にミャンマー翡翠の購入ボイコットを呼びかけた。”

(写真:ロイター)

ロンドンを拠点とする(国際NGOである)グローバル ウィットネス(Global Witness)は、昨年6月に発表された調査報告書で「ミャンマー北部カチン州の異教徒地域には世界で最も豊富な翡翠鉱山があり、年間生産額は数十億ドルである」と述べた。翡翠販売は、翡翠採掘権をめぐる競争をめぐり頻繁に武力紛争が発生し、武力紛争の全ての当事者に多額の資金を提供してきた。この悪循環は、ここ数十年でミャンマー北部を悩ませ、該当国の政治経済に浸透してきた。

(グローバル ウィットネスのミャンマー専門家である)ハンナ ハインドストロム(Hanna Hindstrom)氏によれば、ミャンマーの翡翠採掘労働者の生活と賃金は、特にミャンマーで最も保護されていない鉱山労働者にとって悲惨である。廃坑や廃棄物の山では毎日地滑りで死ぬ危険にさらされ、貴重な翡翠を見つけたとしても、買手は非常に低価格で購入することとなる。

何年にもわたって、翡翠採掘業は「翡翠資源の奪取により、武力紛争、汚職、環境悪化、薬物乱用をミャンマー北部にもたらしてきた。ほとんどの翡翠採掘労働者は、ヘロインなどの麻薬に依存している」と推定される。 

中国は翡翠の最大消費市場でミャンマー翡翠(玉石)は中国では、翡翠(ヒスイ)と呼ばれている。ミャンマーで採掘された翡翠は最高級の翡翠と見なされている。ミャンマー翡翠は常に中国ミャンマー間の最も重要な貿易商品である。統計では、中国の翡翠の95%はミャンマー産である。

グローバル ウィットネスの調査では、異教徒地域で採掘された全ての翡翠の最大90%が現在中国に密輸されている。これは、カチン州の広大な翡翠鉱山の富のほとんどがミャンマーやカチンの人々に利益をもたらすために使われていないことを意味する。各民族の武装組織も翡翠貿易に関与しており、翡翠貿易はさまざまな武装組織にとって重要な収入源でもあり、翡翠貿易は武器貿易も促進している。

2021年12月20日、ミャンマー軍は、ミャンマー翡翠の重要な流通センターの1つであるマンダレーで約400人の翡翠商人と購入者を逮捕し、身代金を要求して解放した。なぜなら、ミャンマー軍事政権は、その非合法な体制を強化し、人々を抑圧し武器を購入するため、外貨収入を必要としている。

2021年4月、米国財務省はかつてミャンマー国営宝石企業MGEに制裁を課し、同社はミャンマー軍政府が民主化反対運動やミャンマー国民の権利侵害を暴力的に抑圧支援したミャンマー軍政府にとって重要な経済的資源として特定した。しかし、ミャンマーの人権団体は、ミャンマー国営宝石企業(MGE)に対する制裁は、ミャンマーでの翡翠取引を完全に阻止するものではないと考えている。

ミャンマー人権団体は、翡翠の消費者に、購入した翡翠の出所を確認し、人々の汗血で染まっている翡翠をボイコットするよう呼びかけている。

米国の商務省、国土安全保障省、労働省、国務省、財務省、通商代表部の6部門は、1月26日、共同で警告を発し、多くの企業がミャンマー軍事政権と取引を行っている事を米国企業と一般市民に対し注意喚起を呼びかけた。

【参照リンク】
https://www.voachinese.com/a/Myanmar-jade-20220126/6413820.html

翻訳: 老孫
校正: kikkou文郎
配信:文曦