【ニュース宅急便】ワシントンポスト:WHO(武漢)報告書に致命的な欠陥、調査は不完全

中国語訳:ヒマラヤ東京櫻花団 / Porsche
和訳:ヒマラヤ東京櫻花団 / 旭鵬(文鵬)


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SARS-CoV-2ウイルスの起源を明らかにすることは、政治とは無関係である。これは法医学的な問題でありあらゆる方面の議論を重なって徹底した調査を行わないといけない。議論は、自然界でウイルスが動物から人間に移ったという説と、武漢研究所で起きた人的ミスに関連する説が含まれる。世界保健機関(WHO)の職員と中共国の専門家による調査に致命的な欠陥があり、それは事態を混迷させるだけでなく、WHOと米国政府及びバイデン政権との対立を深める一方だ。

WHOの代表と中共国の17人の専門家が形成された共同研究グループは、火曜日に待望のcovid-19の起源に関する報告書を発表する予定だが、今ここでそのすべてを先行して読むことができる。予想として、この報告書では、ウイルスが自然界に存在するものであり、おそらくコウモリから中間宿主を経て人間に感染したという説を支持し、研究所での事故に関連した起源の可能性は「極めて低い」とし、したがってさらなる検討に値しないとするであろう。

当然ながら、こうなることをすでに承知している。なぜなら、2週間前に中共国のプロパガンダメディアで、中共国の主任研究員がすべての結果を予告していたからだ。中共国政府は事前に報告書を受け取っていたし、調査員が武漢を訪問することを厳格に管理していた。武漢は、世界最大のコウモリコロナウイルスのコレクションを保有する研究所があり、今回の感染が発生した場所でもある。報告書が発表される前から、バイデン政権はその客観性と信憑性に疑問を呈していた。

アントニー・ブリンケン(Antony Blinken)国務長官はCNNで、「北京政府が報告書の作成に協力したという事実を含め、報告書の作成した方法とプロセスには重大な懸念がある」と述べた。

この123ページに及ぶこの報告書では、今回の感染症が武漢の研究所で起きた事故に関連しているのではないかという説にわずか数行しか割かれておらず、その可能性はあっさりと否定されている。しかし、この報告書に書かれていること、書かれていないことは、中共国政府とWHOが、トランプ政権が提唱し、バイデン政権が確認した、武漢ウイルス研究所(WIV)での疑わしい活動に関する主張と真っ向から対立していることを意味している。

具体的には、現国務省が確認した機密解除された米国情報によると、武漢ウイルス研究所がコウモリのコロナウイルスに関する非公開の研究を行っていたこと、中共軍との秘密の研究プロジェクトがあったこと、2019年秋に複数の研究所員がCOVID-19のような症状を発症していたことを公表していなかったという。バイデン政権は、研究所事故説が正しいとは主張していないが、中共国に対して研究所に関するより多くの情報を開示するよう求めている。

WHOの新しい報告書によると、武漢ウイルス研究所は「管理が行き届いており、スタッフの健康監視プログラムがあり、2019年12月以前の数週間(数ヶ月)の間にCOVID-19適合の呼吸器疾患の報告を受けていなかった」としている。つまり、WHOは米国の情報機関が間違っていると言うのだ。この報告書では、米国政府は同研究所が行っていると主張している前述の重要な関連研究については、まったく触れられていない。先週、武漢ウイルス研究所のコウモリコロナウイルス研究の責任者である石正麗氏は、ラトガース大学主催のオンラインセミナーで、同研究所の研究はすべて「オープン」で「透明」であると語った。

日曜日の「60ミニッツ」という番組で、元国家副安全保障顧問のマシュー・ポッティンジャー氏が、石正麗氏は嘘をついていると指摘した。

「中共軍と武漢ウイルス研究所が共同で行ってきた研究はあるが、中共国政府は認めていない」。続いて、「我々はそのデータを見た。私自身もそのデータを見た」と述べた。

研究組織「EcoHealth Alliance」の代表であるピーター・ダスザック(Peter Daszak)氏は、WHOの調査チームの中で唯一のアメリカ人だが、アメリカ政府が選んだわけではない。実際、WHOは、トランプ政権が提案した3人の役人を拒否した。ダスザックは、コウモリコロナウイルスの研究で武漢ウイルス研究所と長年にわたって緊密に協力し、いくつかのプロジェクトに資金を提供していたが、それに伴い、明らかな利益相反があると非難されている(本人は否定している)。ダスザック氏は、調査が始まる前から研究所での事故の可能性を否定し、研究所はすべての研究内容を開示していると繰り返し主張している。

WHOの報告書は、武漢ウイルス研究所が「よく管理されていた」との主張は、研究所に3回足を運んだ米国の外交官が2018年にワシントンに送った2つの米国の電報と矛盾している。彼らは次のように報告している、「武漢ウイルス研究所の科学者とのやりとりの中で、我々は、この高セキュリティの研究所で活動できる専門的な訓練を受けた技術者や調査員が深刻に不足していると認識している。」

外交官たちはまた、武漢ウイルス研究所が、コウモリのコロナウイルスが人間の肺細胞に感染する方法について、危険な研究を行っていたと警告している。それこそが、米国疾病対策センターの元所長であるロバート・レッドフィールド(Robert Redfield)氏が、金曜日のコメントの中で次のように語った、「あのような研究室での事故が今回の感染爆発の原因である可能性が高いと信じている。」

通常、ある病原体が人獣共通感染症からヒトに感染するようになった場合、その病原体がヒトからヒトへの感染をより効率的に行う方法を理解するまでには、しばらく時間がかかる。レッドフィールド氏は、ウイルス学者としての訓練を受けており、パンデミック発生時にはすべての情報やデータにアクセスできるため、彼の専門的な分析は非常に重要な意義がある。

中共国政府と武漢研究所の人たちは、研究所での事故説に基づきさらなる調査を求める努力を陰謀論として片付けたがっている。しかし、その陰謀論には、トランプ政権、バイデン政権、レッドフィールド氏、そして可能性を探ることを主張する科学者たちが増えているに違いない。評論家たちはしばしば、「証拠のない事実」と「証拠のない誤り」を履き違えている。

「(研究所での事故の)証拠がないと言われたら、反対側(ウイルスの自然発生説)にも同様に証拠がないと主張することができる」。フリンダース大学の医学教授ニコライ・ペトロフスキー(Nikolai Petrovsky)氏は、covid-19の起源について完全かつ独立した調査を行うことを求める公開書簡に署名した20数名の科学者の一人である。「実験室での流出の可能性の仮説には、自然界の動物における現在の相互感染現象と同じくらいの証拠がある。これは完全にオープンな問題であると、公平に言わなければならないと思う」。

WHOのチームが、他の国の冷凍食品のパッケージからウイルスを探し続けたいと考えているようだが、好きにすればよい。その間に、誰かが実験室での事故説を調査しなければならない。WHOと北京は、この説にあるべき姿勢で真剣に向き合おうとしない。バイデン政権は、実験室に関する情報をすべて公開することで、その手助けをすることができる。そうすれば、真実に迫ることができ、将来のパンデミックを防ぐことができるであろう。

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ワシントンポスト

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この記事は著者の意見であり、GNewsとは関係ありません

校正:ヒマラヤ東京櫻花団 / 然小哥
責任編集:ヒマラヤ東京櫻花団 / 春華秋実
アップロード:ヒマラヤ東京櫻花団 / 煙火1095

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